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やまねあやの先生から皆さんへのメッセージ!

2011年08月03日
YAOI-CON やまねあやの先生Focus Panelレポート

 

2010年10月にアメリカ・サンフランシスコで開催されたヤオイコン! 

3日間にわたって開催されるこのコンベンションは、アメリカ最大のBLイベント。アメリカだけでなくイタリアや台湾、ロシアなど様々な国からBL好きの乙女が集まり、参加者は5,000人以上になると言われています。

イベントは3日間に渡ってホテル(2010年はHYATT REGENCY)で開催され、BL作品のディスカッション、コスプレコンテスト、同人誌即売会、はたまた美少年オークションや美少年ビンゴといった日本のBL好きオトメもビックリな企画があったりします。

数多くのイベントの中でも参加者が最も楽しみにしているのが、日本からゲストとしてやってくるBL作家に直接会うこと! ヤオイコンでは毎年人気BL作家さんを招待し、サイン会・握手会やパネルディスカッションなどでファンとの交流を図っているのです。2010年で10周年という節目を迎えたヤオイコンのスペシャルゲストはやまねあやの先生! 先生に直接質問できるイベント〔Focus Panel〕には300人以上のファンが集まり、質問希望者の長蛇の列が…! Focus Panelでのやまね先生とファンとの質疑応答の内容を再現します。ぜひご覧下さいね!

(質問&回答内容は2010年10月のものです)

 

参加者 ファインダーシリーズは5巻で終わるという噂を聞いたので、その時はとても悲しかったです。

やまね先生 なぜか海外でそういう噂が出ていたようですね。まだビーボーイゴールドで連載中なので、私もビックリしました(笑)。

参加者 ではファインダーの連載はいつまで続きますか?

やまね先生 今連載中の「エスケイプ アンド ラブ」は、2010年12月発売のビーボーイゴールドで終了します。来年はそれをコミックス6巻として発売します。その後のファインダーの新しいストーリーもちょっとずつ考えています。

 

参加者 BLを好きになったきっかけを教えて下さい!

やまね先生 昔からマンガを描く事が好きで、それこそ小学生のころから絵を描いてました。色んなマンガを読んでいて『聖闘士星矢』に大ハマりしたんです。そうしたらその同人誌を見まして。でも初めて見た時も不思議とイヤじゃなかったです。「なんじゃこれは! これが見たかったんじゃあ!!」と一気にアドレナリンが出ました(笑)。

 

参加者 先生はご自分のマンガを読んだ読者に、どういったもの感じて欲しいと思いますか?

やまね先生 私が描いているのは愛とエロスだと思っています。BLは日常ではありえない、いわば日常を逸脱したファンタジーですが、そんな中で男同士の恋愛に胸をときめかせてキュンとしてもらえたら嬉しいです。

 

参加者 男性ファンはいますか? 男性ファンをどう思いますか?

やまね先生 私の作品を読んでくださる読者さんは圧倒的に女性が多いのですが、時々サイン会に来てくれる男性ファンもいます…数は少ないですが (笑)。日本の男性ファンはとてもシャイですが、海外の男性ファンは何が良かったとかとのキャラクターが好きと積極的に言ってくれるのでとてもありがたいです。

 

参加者 ファインダーを全部読んでいますが、麻見は最初はドSな振る舞いをしていましたが、5巻目の『ファインダーの真実』では甘く、優しくなったように思います。その理由は何ですか?

やまね先生 ファインダーの「ネイキッド・トゥルース」の連載は5年ぐらい続いているんですが、その間、特にクライマックスに近いあたりでは命の危機のようなハラハラするシーンが多かったので、そろそろ皆さんも甘い麻見が見たいころなんじゃないかなぁ~と思い、麻見が甘くなってきました。ですので、理由の50%はファンサービスです。私は皆さんに喜んでもらえるのが一番嬉しいので、いつでも皆さんの読みたいものと私の中にあるキャラクターの本質とを擦り合わせて作品を描いていきたいと思っています。

 

参加者 先生の描くキャラクターはセクシーでステキですが、参考にしている男性モデルはいるのですか?

やまね先生 実際にはモデルさんはいませんが、好きな俳優さんとかモデルさんを見て、「ああこういうファッションっていいな」とか「こういう仕草っていいな」とか、妄想を膨らませて作品に反映させることはあります。

 

参加者 麻見のモデルはいますか?

やまね先生 いません。イマジネーションで描いています。麻見のような人が現実にいたら恐いですよね(笑)。

 

参加者 ファインダーがアニメーションになると聞きましたが?

やまね先生 アニメーションではなくて、“ANiMiX(アニミックス)”という新しいジャンルのアニメになります。アニミックスの制作は順調に進んでいて、発売日が決まったらお知らせできると思いますので楽しみにしていて下さい。

(注:ANiMiXとは、マンガの原画を使用して作る新しいアニメーション。もちろんフルボイス! キャストは以下の通り)

アニミックスキャスト  

高羽秋仁:柿原徹也さん

麻見隆一:黒田崇矢さん

飛龍:飛田展夫さん

桐嶋 啓:川原慶久さん

蘇芳一美:三宅健太さん

山崎刑事:石井康嗣さん

コウ:平川大輔さん

タカト:立花慎之介さん

 

参加者 『クリムゾン・スペル』は今後どうなりますか?

やまね先生 あとコミックス2巻分ぐらい続く予定です。

 

参加者 今後ファインダーシリーズで飛龍は登場しますか?

やまね先生 海外の読者さんから、よく「飛龍を登場させてほしい」という要望を多くいただきます(笑)。いつか飛龍のためのお話を描けたらいいなとは思っています。

 

参加者 飛龍は麻見に恋をしていたのですか?

やまね先生 飛龍は麻見に恋心を持っていて、だからこそあんなに麻見に執着をしていました。でも麻見は飛龍に違うものを求めていました。しいて言うなら、友情とか仲間意識かな。

 

参加者 先生、メガネキャラは好きですか?

やまね先生 好きですよ。1作品に必ず1人は出ています(笑)。

 

参加者 日本のマンガは色々ありますが、どのような作品からインスピレーションを受けていますか? マンガ以外にはどういったものからインスピレーションを得るのでしょうか?

やまね先生 マンガですと、私が読むのは主に少年マンガです。マンガ以外にも少年向けのアニメですとか、海外ドラマ…特にアメリカのドラマからインスピレーションを受けることが多いです。

 

参加者 先生が描いた中で、好きなキャラクターはいますか?

やまね先生 クリムゾンとファインダーシリーズのキャラクター達は皆好きです。

 

参加者 キャラクターの誰とデートしたいですか?

やまね先生 秋仁ですね。友達みたいなデートになると思います。

参加者 麻見とは?

やまね先生 麻見とは遠慮したいですね。麻見と並ぶと見劣りしますから(笑)。あと怖すぎてまともなデートになりません(笑)。

 

参加者 今ハマっているものはありますか?

やまね先生 特撮にハマっています。特に仮面ライダーが大好きで、家にはフィギュアがたくさん並んでいます(笑)。

 

参加者 マンガを描いていて、行き詰まってしまった時はどうしていますか?

やまね先生 ひたすら寝ます(笑)。寝て起きたら、ご飯を食べて。そして好きなものを見てリフレッシュして、イマジネーションを取り戻すようにします。トイレやお風呂に入っている時に、イマジネーションが湧いてくることが多いですね。

 

参加者 どのキャラクターが一番描きにくいですか?

やまね先生 麻見です(即答)! オールバックが難しくて、本当に時間がかかってしまうので。

 

参加者 『異国色恋浪漫譚』はもう描かないのですか? 鸞丸は離婚しますか?

やまね先生 今は「クリムゾン・スペル」とファインダーシリーズでいっぱいいっぱいで時間がないんです…。ですが、また機会があれば描きたいと思っています。鸞丸と薫が離婚してしまうと淋しいので、その展開はあまり考えていません。

 

参加者 海外でファインダーシリーズや『クリムゾン・スペル』が出ると決まった時、どう思いましたか?

やまね先生 マンガを描くとき、そもそも海外向けに描いていたわけではなかったですし、海外を舞台にしてはいながらも実際にその場に行かずに描いていることが多いので、「本当はこんなのじゃないのに!」と思われたりしたらどうしようと最初は心配でした。でも色々な国で翻訳版が出て、海外の読者さんの反応を見ると、心配していたほどツッコミはなかったので良かったです(笑)。

 

参加者 今後ファインダーシリーズにミハイルが登場する予定はありますか?

やまね先生 うーん、どうしましょうね(笑)。飛龍がらみのお話を描くときに、いい感じでストーリーに登場したりすれば出せるんですけどね。

 

参加者 少年ジャンプで好きなマンガは何ですか?

やまね先生 少し前の作品になりますが、『DEATH NOTE』『スラムダンク』『聖闘士星矢』『ヒカルの碁』『ドラゴンボール』が大好きでした。

 

参加者 複雑なHの体位を描くとき、イケメンのモデルさんを呼んで、実際にポーズをとってもらったりするのですか?

やまね先生 モデルにポーズをとってもらったことはないですね(笑)。雑誌や写真集などを見ながら、そこから想像して描いています。

 

参加者 『クリムゾン・スペル』はとても世界観のあるファンタジーですが、先生が好きなファンタジー小説は何ですか?

やまね先生 『指輪物語』です。でも実は、どちらかと言うとファンタジーより『マトリックス』のようなSFの方が好きです。

 

参加者 アメリカ以外のコンベンションにも行ったことはありますか?

やまね先生 はい、今まで何カ国か招待を受けて行ったことがあります。過去に行ったことがあるのは、台湾・ドイツ・フランスです。どの国のファンも大歓迎をしてくれて嬉しかったのですが、一番気持ちが熱くて盛り上がってくれているのは、目の前にいる皆さんです(笑)。

 

参加者 ファインダーシリーズやクリムゾンなど人気のある作品を描いていますが、それ以外にどんな作品に挑戦してみたいですか?

やまね先生 長編もいいですが、長編だとずっと自分を出し切らなくてはいけなくて、連載が数年かかるとかなり自分が磨耗してしまうことがあるんです。なので、気軽なショートストーリーにも挑戦したいですね。

 

やまねあやのYAOI CON ギャラリー

 


オープニングセレモニーにて。先生の後ろには開催10周年を記念した大きな垂れ幕が…!


「クリムゾン・スペル」のコスプレイヤーに囲まれて。ハヴィの杖を拝借してハイポーズ。


更にクリムゾンのチームが登場! 先生に会うために台湾から3人で駆けつけたそうです。


ルルカと一緒に。「自分の作品のキャラのコスプレが見られるなんて!」と先生は大感激。


こちらもルルカと。クリムゾンキャラの中でも特にコスプレイヤー人気が高いようです!


サイン会は会場であるホテルの会議室にて開催され、200人以上のファンが集まりました。


なんとサイン会にハヴィとバルドがやってきました! 先生の手をじっと見つめるハヴィ。


ヤオイコン主催者のスーザンさんと。秋仁の抱き枕カバーをお土産にプレゼントしました。

2011年07月04日
やまね先生インタビュー

HOMEで見られる映像は、やまねあやの先生がカラーイラストを描く現場を2日間に渡り撮影し、Animate Girls Festival2010にて公開されたスペシャル映像を7分に凝縮したものです。公開直後から日本国内だけでなく海外からも大反響を呼びました。ペン入れ、着彩をしていく過程で、徐々にキャラクターに命が吹き込まれていきます。その制作過程をやまね先生にお聞きしてみました!

 

──1枚のカラーイラストのご執筆に8つ程の工程がありますが、簡単にご説明いただけますか?

【下絵(ラフ)】

一枚イラストにおいては構図がとても大切ですよね。どういうイラストにするのか、どういうメッセージを込めるのか。

一枚しかない絵だからこそ、そこからどんな情景やストーリーが思い浮かぶのかまで感じ取ってもらえるように、構図やキャラクターの表情を考えてます。

(例えばこの二人は今ヘリのサーチライトに追われて屋上に追いつめられた所…!とか、これから二人でフォーマルなパーティに向かう途中♪ シャンパンも飲んだりして♪ 等々)

ラフ画を何枚も描いて、気に入った構図にするまでに数日かかることも多いです(^^;下絵の段階でペンを入れるための線を決めておかないと後から失敗するので。

 

【下描き】

下絵が決まったら、カラーを描く紙に下絵を裏から貼ってライトテーブルで映して模写します。ところが光で透かしてなぞっても絶対に同じ絵にはならないのです…。

せっかく決めたキャラクターの表情がこの段階で微妙に変わってしまうので、紙を傷めないように下描きを微調整します。

私の使っている紙は柔らかくて毛羽立ちしやすいのでとても気を使います。痛んだ箇所にカラーインクを乗せると綺麗に仕上がらないからです。

努力の甲斐もなく毛羽立ってることもよくあります。ムキになる性格なので根つめてしまって、ろくなことになりません(^^;

この作業にだいたい半日ほどかかります。

 

【下塗り】

カラーインクで色を塗っていきます。まずは基本になる肌からです。気に入った肌色になるようにカラーインクを4、5色ほど混ぜて調合します。イエロー、オレンジ、ピンク、ブラウン系で混ぜていきます。

攻キャラは色黒系、受キャラは可愛く、気持ちピンク系に…。

色を塗る時はたっぷり水分を含ませて、塗りたい箇所に薄い色から入れていきます。水分をたっぷり入れるのはムラにならないようにインクをボカすためです。

髪の毛を塗る前に顔の中身を完成させます。

イラストの重要な部分が顔なので、ここが決まらないと先の作業に進めません(^^;

細かい顔のパーツは面相筆で。イラストの命がかかっているので神経を使う作業です。

 

【塗り重ね】

下地になる色を塗ったら、乾かないうちにすばやく影をつけていきます。影をつける時はどこから光が当たっているのかを決めて、影の向きがちぐはぐにならないように気をつけます。影が薄いと少女漫画的なやわらかい絵に、濃くつけると少年漫画的なはっきりとした絵になります。キャラクターに立体感を出す大事な作業です。

お肌や着ている服、小物など素材の異なるものは光の当たり方や影の出来方が違ってくるので、描き馴れないものを描く時は資料を見て、イメージを膨らませることも大切だと思います(例えば綿シャツとジーンズでは皺のより方や生地の厚みが全く違うし、黒い革のベルトは光の当たる部分が白く光ります)。特にジーパン塗る時は本物のジーパンを横に置いて塗ります。皺がとっても難しいので…。

 

【髪の毛】

顔の次に神経を使う箇所です。薄い色で天使の輪を作ったら、面相筆で一房づつ細かく髪の流れを入れていきます。髪の長いキャラがいると半日くらいかかって塗ってます。金髪や銀髪よりも黒髪の方が色が濃い分、手間と時間がかかります。髪を塗る作業は根気と気力体力を大量に消費します。塗り終わったらインターバルとらないと次に行けません(^^;

 

【彩色について】

肌→顔のパーツ→髪→服→背景の順に各部分ごとに完成させながら塗っていきます。基本的に薄い色が先で濃い色はあとから塗ります。逆にすると濃い色が薄い色の方に滲んでしまうからです。

背景を描く時はここからイラストをマスキング(注:色が重ならないよう、塗り終わったキャラクターの部分などにシートを貼ること)したりする作業に入ります。絵を傷つけないようにシートを貼らないといけないので粘着力の弱いものを丁寧に貼っていきます。

エアーブラシは機器のメンテナンスに手間がかかるので、正直とても面倒くさいです。でも背景に色が入ると、キャラクターが活き活きとしてくるのでこれも大切な作業だと思ってがんばってます。

ファインダー6巻の表紙イラストにはモデリングペーストとジェッソという盛り上げ剤を使いました。パソコンだと柄を入れるのは容易ですが、手描きだとすごく時間と手間がかかります。

背景も手描きならではの暖かみが出ればと思って、花やソファーなんかも描いてます。

最期にホワイトでハイライトを入れて完成。

 

──マンガを1話描くのに、構想から原稿UPまで、どのような工程があるのでしょうか?

まずプロットという、漫画のあらすじのようなものを考えます。ここでOKが出ないと次に進めません。

プロットが決まったら次にネームに入ります。ネームとはコマやセリフなどの構図とストーリーの流れを決める漫画の下敷き的なもの。

どうでもいい紙にへのへのもへじで漫画の細かい流れを決めます。この作業が一番脳細胞を消費します。精神的な悩みのほとんどがこの作業。

ネームが決まったらいよいよ漫画原稿用紙に下描きしていきます。下描きの時にネームで決めた構図を変えてしまうこともあります。

下描きができたらペン入れをしていきます。とても地道で肩の凝る作業です。私の場合1日にせいぜい5~6枚が限界です。ロン毛キャラやモンスターとかがいる場合もっと効率が悪くなります。

ペン入れが終わったら消しゴムをかけてベタ塗りをしていきます。消しゴムかけと背景画、背景のトーン貼りはアシスタントさんがやっています。布団や剣などの小物は自分で描くことも多いです。

エロスなシーンのトーン貼りも細かいスキルとか個性が要求されるので自分でやってます(笑)。

ホワイトを入れて完成。

 

──作品完成までには、何人くらいのアシスタントさんが必要なのでしょうか?

トーン貼りと背景でだいたい2、3人来てもらってます。

月産枚数の多い作家さんだともっと多いと聞きます。

アシスタントのお給料で原稿料がふっとびます。

私は月産が少ないので赤字になる月もあります。

 

──先生にとって登場するキャラクターはどんな存在ですか?

長く制作に携わっているシリーズのキャラはとても愛着があり、自分の子供のような存在です。

作品に人気があってもなくても、自分で生み出したものですからこれだけは変わりません。大切です。

 

──やまね先生、貴重なお話をうかがい、ありがとうございました!

とても具体的なお話でしたね。 

そしてどれだけの熱量で作品が生み出されているか、気が遠くなるような道筋です。

エネルギーはやがて読み手に伝わり、それぞれの人生に少なからず影響を及ぼすはずです。

やまね先生の制作秘話を思いながら作品を読んだ時、また違ったドラマが見えてくるような気がしますね!

2011年04月11日
新刊「ファインダーの熱情」発売!

こんにちは!ご無沙汰しております、やまねあやのです。

約2年ぶりにファインダーの新刊が出るということで、リブレ出版様ならびにアニメイトさんで様々なフェアや宣伝をしてくださっているので、ご挨拶もかねて参上致しました!

このコミックスの作業中に、この度の東日本大震災がありました。被災され、現在も不自由な生活をされている皆様へお見舞い申し上げます。

私は関西在住でネットやテレビの映像でしか現地の様子を伺い知ることはできませんが、大切なものを失った方々の悲しみや喪失感、美しかったであろう港町の惨状を思うとやりきれず、漫画なんか描いてていいのかと自問自答し、気持ちを奮い立たそうとしてもできなくて、ふがいなくて落ち込みました。

そんな中で被災地の方々からツイッターを通して「楽しみにしてます」という言葉をいただき、逆に励まされるということがあって、改めて読者様のありがたさを実感した次第です。大変な中でも本を楽しみにしてくださっている方がいるのに、落ち込んでなどいられません…!

皆がそれぞれ支援活動を開始する中で、自分は何をすればいいのか考えた時にやっぱりいつも通りに萌えと娯楽をお届けすることが一番喜んでもらえるだろう!と担当さんと話し合って、読者さんからいただいた言葉を胸に、なんとか新刊発売に漕ぎ着けることができました。毎度のえろい漫画ですが楽しんでいただけたら幸いです(^o^)

小冊子2種類ありますが、どちらかお好きな方でどうぞよろしくお願い致します(^-^)/

今回の新刊は、製紙工場が被災したため紙を探して奔走してくださった方や、代替えで使う事になった2種類の紙がバラバラに混ざらないように印刷所に泊まり込みで調整してくださった方、ギリギリまで原稿を待ってくださった印刷所様、通常営業で尻を叩いてくれた担当さん、実に様々な方々のご尽力により無事発売日に書店に並ぶことが出来ます…!

今回ほどどれだけ多くの方に支えられて漫画描いているか思い知ったことはなかったです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そういった方々の、災害によって打撃を受けた産業をなんとか修復しようとする姿に日本の物作りの逞しさを見ました。

私は三陸産の魚介類大好きだし東北の野菜をいつも買って食べてます。紙もインクも作ってくれる人がいないと立ち行きません。。日本には東北の方々の力が必要です。

だから早く様々な心配事が収まり、日常を取り戻す日が来ることを願っております。